薬剤師のアルバイト事情|副業の可否や仕事探しの注意点を解説

薬剤師資格

薬剤師として働くなかで「もっと収入を増やしたい」「空いた時間を有効活用したい」と考える人は少なくありません。

このようなニーズに応えるのがアルバイトという働き方ですが、そもそも薬剤師は副業できるのでしょうか。

本記事では、薬剤師のアルバイト事情として、副業の可否や仕事探しの注意点について解説します。

薬剤師は「アルバイト」として副業できるのか?

まず、薬剤師の仕事に携わるには「薬剤師国家資格」を取得している必要があります。

例えば、結婚や出産を機に退職した人が「子育てが落ち着いてきたので、空き時間に資格を活かした薬剤師のアルバイトがしたい」という場合は、非正規雇用として薬剤師の仕事に携わることができるでしょう。

対して「現在薬剤師として仕事をしているが、収入アップやスキルアップのために副業したい」という場合、薬剤師は副業が認められているのでしょうか。

この答えは「基本的には副業が認められているものの、事前に確認が必要」です。

現在「管理薬剤師」や「公務員薬剤師」として仕事に携わっている場合は原則的に副業が禁じられており、そのほかにも「管理職として勤めている」「就業規則にて副業が認められていない」という場合は副業できません。

そのため、もし収入アップやスキルアップのために副業を検討している人は、転職を検討するのも一つの手段といえるでしょう。

薬剤師のアルバイトを探すうえでの注意点

薬剤師のアルバイトを探す際の注意点として、事前に「自分が求める条件」を明確にしておく必要があります。

例えば「時給」「働く曜日や時間帯」「残業の有無」「突発的な休みへの対応」「福利厚生」「スキルアップが可能か」などが挙げられ、自分が求める条件に合った職場を見つける必要があるでしょう。

副業として薬剤師のアルバイトを探している人は、情報漏洩にも注意しておきましょう。
患者の情報や会社が実施予定の戦略・計画といった情報が外部に漏れてしまうと、企業の損失につながる可能性があり、場合によっては懲戒処分の対象になるかもしれません。

副業の場合は、勤務時間が増加するため、本業に差し支えることがないかを意識することも大切です。

近年は薬剤師の資格を活かしてさまざまな働き方も可能となっているため「メディカルライター」といった在宅でできる仕事など、別の働き方を探してみるのもよいでしょう。

まとめ

薬剤師にとって、アルバイトは収入増やスキルアップだけでなく、新しい分野にチャレンジするチャンスでもあります。

社会全体が柔軟で自由な働き方へとシフトするなか、薬剤師も副業をしやすい環境が整いつつあるため、高時給案件やトレンド職種を見逃さず、自分に合った働き方を選ぶことが重要です。